足るを知れば 未来は明るいのでは

足るを知れば 未来は明るいのでは


以下の内容は、タイトル以上の何も語ってない、無駄に長い投稿です😅。


ただ、夜明け前のパリの凱旋門の周りを

グルグル散歩しながら考えた事の自分メモです。



今朝、ぐるぐる周りを歩いていたパリの凱旋門です👆。


なんとも、美しい。


実は、今朝までベニスに滞在する予定だったのですが

昨夜、予定を早めてパリへと移動しました。


昨日まで滞在していた

13年ぶりに訪れたベニスは

ずっとこんな感じで

ほとんど太陽は眺められませんでした。


最初は霧かな?と思って「味があるなぁ」なんて呑気だったのですが、

実は「大気汚染」だったのでした。

しかも「健康に有害レベル」の。



13年前に訪れたベニスは、青空が印象的だったのですが

船などの排気ガスにより"美しい水の都"の大気汚染は深刻化しているそうです。


季節によって大気汚染の状況は異なるそうですが

自分が滞在した数日間は、すっかり"汚れ"に埋もれる毎日でした。
(常にこんなに汚染されているワケではないそうです)


「ナゼこんなにガスってる?」と気になり

ベニスの環境について調べていたら、

"水の都"ベニスが"水没"する機会が

この30年で大幅に増えている、という事実も知ることになりました。


過去150年におけるベニスの浸水(110cm以上)回数の推移

(Credit : City of Venice)


この現象は、どうやら"気候変動"による海面上昇だけではなく、

地下水の組み上げによる地盤沈下にも原因があるそうです。


ヒトの手により生まれた美しい都市が

ヒトの手により危機に陥っている。

ただ、純粋に、善き地を願って生まれた場所ですが、

ひとつの切ない実体を感じました。



さ〜てと、ここで話題は大きく変わります。



来月、アメリカでの講演会を企画頂いているのですが

その主催の方々(アメリカ在住)とのやりの一コマ。


「子供の来学期の授業料が急に33%上がる連絡があり

最後の学年まで同じ学校に子供を行かせたかったけれど

急遽べつな学校を探して移動しなければならなかった」


「医療費も高く食費も値上がりし、子供たちの習い事は信じられないくらい高い」


「金が必要だと言って働いて

働きすぎてパートナーや子供達とゆっくりできる時間もなく

それでもいろいろな支払いを済ませるためにもっと働いて…」


「自由と平等」の旗印のもと

誰にでもチャンスがある「アメリカン・ドリーム」の国。

西洋人が開拓を始めてからたった数百年で、

世界No.1の経済大国まで発展を遂げたアメリカ。


そんな国で、なぜ(一般的には社会的にも成功する能力を持つ方々ですら)

ただ自身の生命を保ち、子供を育てるのに

苦しみが生まれているのだろう。


現代の資本主義は

「いま持つ者は、より持てる者へ」

「いま持たぬ者は、より持たぬ者へ」

への"圧"を是としてしまっており

それにより

「資本を持つ者 = 権利を持つ者

資本を持たぬ者 = 権利を持たぬ者」

へと進みすぎているのでは。


みんなが「(資産を)持つ側」へ走っているように感じる日々では

誰だって、「持つ側」へ走らないと「置いていかれる」ように感じ、恐ろしい。

だから長く働き、努力もする。


でも、結果は、地球上の、たった数百人の人々が

地球上の全資産の半分ほどまでを持つ「不自然」が起きてしまった。


ここでは詳細を控えますが、

「金利がプラスである」限り

「いま持つ者は、より持てる者へ」

「いま持たぬ者は、より持たぬ者へ」

の差が拡大するのは当たり前でもあるハズ。

国家からの制限少ない「自由経済市場」を支持するほどに

格差が拡大するのも、ある種「自然」なコトでは。


資本主義が悪いとか、共産主義がよいとか、政府が悪いとか

単純な「ゼロかイチか」というハナシではないのですが、

結果的に見ると、我々が民主的な選択として

格差が拡大するシステムを継続している、とも言えるかもしれません。


これも、ヒトの手で作られ、選ばれた仕組みにより

結果として、必ずしも多くのヒトらにとってハッピーになりにくい状況が生まれているのかもしれない。

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さて、こんな風に

かつて、地中海全域を制覇したローマ帝国に属していた

現在のベニスでの環境問題からスタートし、

現在、世界の世界No.1経済大国のアメリカの

生活の課題に話題をめぐらしつつ

一人、美しいパリの凱旋門の周りを歩いておりました。


そこで思った、"共通している"現象は

「制限なき欲の膨張」

ではないか、というコトです。

今までも、同様の指摘など過去のエラい方々が語って頂いておりますが

改めて、自分としてもそう感じたのです。


(美しい凱旋門も、ナポレオンの「欲の膨張」のおかげでもあるかもしれず

それを魅力的に感じる僕が「欲の膨張」の存在自体を否定する立場にはないのですが。)



もちろん「欲の膨張」が全ての課題の原因と言い切れるほど

シンプルな話ではないと思うのですが

結局のところ、

ただ純粋に「より豊かに」「便利に」とヒトが求め続けた結果として

井戸水を掘りすぎ地盤沈下を起こしたり

温暖化を加速させたり

富の格差を広げるシステムを生み出し、それを自ら支持したり。


人類は、このように、欲のままに活動し

自然からしっぺ返しをうけながらも

そこから学び技術を発展させ

経済格差から革命や新たなイデオロギーの発見をしつつ

ゆるやかに進化をし続けているのかもしれません。


今眼の前で気になる課題はありつつも、

ゆるやかながら、善き未来に、我々は選択をしていける。

僕としては、そう信じております。


では、その中で、個人として、どう生きるか。

時に膨らみすぎる「欲」が「貪り過ぎぬよう」

今日も、そのように生きていく。

欲を膨らましすぎては

個人としても苦しみに繋がり、周りの人にも不幸をもたらしがち。


政府に、国家に、時代に対して対してできることもあるかもしれませんが、

まず今日できることから行動を起こしていくことは、

誰にとっても可能な「より善き未来への実践」ではと考えております。


理想論です。綺麗事でしかありません。

でもまずは今日出来ることを実践していけば、

少しでも未来は変わっていけるキッカケになると、そう信じております。


そして、何より「貪り過ぎぬ」生き方は、

自分のココロを「もっと」の苦しみから解放してくれる

安らぎをくれる生き方なのではと、実感しております。


「足るを知る」

無いモノを上げてもキリはなく、

いまあるモノだけで、実は満たされていると「知る」

実は、すでに「足りている」と「知る」。

2000年以上前から語られているコトですが、

改めて価値があるのではと考えております。


残せるのは、自然と次世代。

少しでも、善き未来のために、まずは今日

自分が「足るを知る」生き方を積み重ねていこう。

そう考えております。


小さきハゲボウズの戯言にお付き合いいただき、有難うございました。








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