はじめに - 日常で役立つ やさしいブッダの教え1

はじめに - 日常で役立つ やさしいブッダの教え1 - 龍光ブログ

僕らは何歳まで、どのように生きられるのだろう。

どうすれば、安心して暮らせるのだろう。

お金はいくらあれば安心なのか。

将来に向けて、何をどうしていけばいいのか。

高齢化や少子化に加え、なんだか政治も先行きが見えない。

世界でも紛争や災害が広がり、気候もなんだかおかしくなっているように感じる。


「これで誰でも儲かる」「実は世界のカラクリは…」「人生の真理は…」


ネットでは実に様々な情報にあふれている。

一体、何を頼りに生きていけばいいのか…。


2500年前にインドに実在したとされ

「仏教」の開祖と呼ばれる「ブッダ」が臨終の際に残した教えによると


他を頼らず、自己を頼りにしなさい
※大パリニッバーナ経 「自己にたよれ」2-26

だそうです。


いったい、どういうことなのでしょうか?

今抱えている、モヤモヤした悩みや、生きづらさ、不安、

すぐに消し去りたいのに、自分でなんとかしなきゃいけないのでしょうか?


残念ながら、これからココで書かれた内容は、

今すぐ何かモヤモヤを消し去ってくれるものではないかもしれません。


でも、大丈夫です。

あらゆるモヤモヤや苦しみも、雲り空が青空に変わっていくように、

燃え盛る炎もいずれ収まっていくように、いずれ離れていくことができる。


それが、約2500年前から今に至るまで残された「ブッダの教え」だと考えてます。


大丈夫ですよ。

無責任な内容に聞こえるかもしれませんが、少しでもご興味を持ってここにいらした方とともに、これから一緒に、そのヒントになるかもしれない、ブッダの教えを見ていきましょう。

そして、不安の多い日々においても、心おだやかに、幸せを感じて生きていく日々をめざしてみましょう。

そんな内容をまとめてみたツモリです。

全てタダですし、何ら売りつけませんし、広告など余計な場所へお連れするリンクもありませんので、ご安心くださいませ。


ただ、ひとつ、みなさまへは最初にお断りとお詫びです。


そもそも自分は、もともと、1年半前までは宗教全般に懐疑的な人間でした。

宗教は、心が強くないヒトが頼るもの。自分に自信があれば、宗教なんていらない。

そんな人間でした。


そして今も、仏教を学ぶ学校に在籍したこともなく、どこかのお寺に在籍し、修行も受けたワケでもない、ただのハゲボウズでしかありません。


「成功」や「承認欲求」など「何か満たしてくれそうなモノ」を追い求め続け、

苦しんだ過程で、縁あって、インド仏教最高指導者の佐々井秀嶺上人(89)との出会いを頂き、

得度をさせて頂き、人生をやりなおすにいたった。

ただそれだけの人間です。


その後、独学ながら学んだ内容や得た体験の中で

「一見難しく感じる仏教は、実はとても実践的で、日常で役にたつ内容に富んでいる」

そう、実感するようになりました。


そして、様々な方々からのご相談をお受けさせて頂く中で、

自分と同様、仏教のエッセンスにより、

日々の生活が前向きに変わる様々な方々のケースも拝見させて頂きました。


世の中には、たくさんの仏教の解説本や動画が存在します。

それらがあれば、仏教の学びには十分で、

わざわざ僕が新たに仏教について書き残す必要はないかもしれません。


ですが、もともと宗教にすら興味がなく、欲まみれだった人間が、

仏教を軸にその後の大きな変化の体験をしたからこそ、

お伝えできる「日常で役立つ、わかりやすい仏教」があるかもしれない。


仏教に救って頂いた恩に、少しでも恩返しができれば。

そんな思いから、書き始めたものです。


ですので、ここでは、できるかぎり専門用語を使わず、どなたでも分かりやすいよう、

かつ様々ある教えの中でも、特に実践的に日常で役に立つ内容にフォーカスさせて頂きました。

とはいえ、シロウトの書き物ですので、間違いもあるかもしれません。


勝手な解釈を減らすべく、経典に基づき書くように努力しましたが、わかりやすさを優先したため、「仏教」の解釈として違和感を感じる方もいらっしゃるかもしれません。

お詳しい方からはツッコミも沢山あるでしょう。

あくまで、一人のちいさきハゲボウズなりの解釈として、ご容赦くださいませ。


何かの縁でこのページにいらっしゃった方の中で、

日々の生活のなかに、おだやかで、ささやかな幸せが増えていく方が生まれれば、

それだけでも大変に有難きこと、そう思っております。


なにより、このページに訪れて頂いたことだけでも、

大変に有難うございます。


※なお、仏教経典から引用した教えは「このような下線」で示し、その出典も示させて頂いております。また、専門的な用語や少しつっこんだ内容についても、ご興味ある方向けに、「※」マークとともに、このように斜体で小さい文字で補足させて頂いております。これら補足は「やさしいブッダの教え」の文脈からは外れるので、スキップ頂いて構いません。既に知識をお持ちでさらに専門的に掘り下げたい方向けの説明としてご覧くださいませ。
※仏教には、ブッダの教えを元にしてブッダの没後に書かれていった「仏教経典」が時代ごとにさまざまある中でも、よりブッダが生きていた頃に近い時代に書かれたであろう、「初期仏教/原始仏教」と呼ばれる、初期の仏教にフォーカスしております。この理由は、「仏教に様々な教えがある」という背景などについては、ご興味があれば、「(補足)
仏教って、ややこしいモノなのじゃないの?」をご覧くださいませ。


ということで、さっそく、進めていきましょう。

次は「仏教ってそもそも何?」です。


目次

-はじめに 

- 仏教ってそもそも何?

- 「仏教」は、自ら考え実践していくもの

- ブッダの遺言に生きるヒントが詰まっている

- ブッダの思想の土台

- 苦しみは自身が生んでおり、自身で流していける

- 苦しみから離れるために、日々できること

- 呼吸に意識を向け、自己に意識を向ける

- さいごに

- (補足)苦しみから離れるために、誰でもできる日々のオススメ by 龍光

(補足)仏教って、ややこしいモノなのじゃないの?


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