自分の人生は自分でコントロールしろ?

 

前世(得度前)の自分は、社内でエラそうに

「自分の人生のコントローラーは、自分でしっかり握れ!」

とホザいておりました。


他人に振り回されずに、自分の生き方を見つけて生きろ、という意図でした。


で、今は、というと、

「自分の人生のコントローラーを、人様に委ねさせて頂く」生き方です。


ほとんどの予定は自分で決めず、

明日どこへ行くか、誰と会うかは、

ほぼ全て、皆様から「龍光ポスト」などで頂くご要件に合わせて

決めさせて頂いております。


自分の意志をもって自分の生きる道を拓いていくのは大切だと思いますが、

「なんでも自分でコントロールできる」という考え方は、

今から思うと「なんて傲慢な」と感じております。


地震や火山、台風など、

自然の采配ひとつで、

人の存在など簡単に吹き飛んで潰されてしまうものです。


そして、世界は自分ひとりで生きているワケではない。

今日、道を歩き、スマホをながめ、ご飯が食べられるのも、

決して当たり前じゃない。

誰かが電気を作り、

誰かが道を整備し、

誰かがご飯を用意し運び、

冷蔵棚に並べ…。

実に様々な人達のおかげで生きられている。


でも、それらだって

少しの災害や、経済の不調や、ウィルスの発生で、

簡単に吹き飛んでしまうもの。


「自分のチカラ(だけ)で生きていける」は

実は脳内で自分が憧れる理想の「イメージ」でしかなく、

実体はたくさんの見えない誰かのおかげで、

日々、安全に快適に過ごせているのが現実。


そんな事実に気がつけ、そこに意識が生まれたからこそ

多くの感謝の機会が溢れていることに気がつける毎日が生まれるのだと感じております。


そう感じると、日々の何気ない様々な出来事に「有難う」というキモチが生まれます。


今日も、有難うございます。




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