死があるから生が嬉しいじゃあないか - 龍光ブログ

 死があるから生が嬉しいじゃあないか - 龍光ブログ


アメリカからオーストラリアへのフライトにて

ピクサー製作の映画を2本、観させて頂きました。

※ネタバレは無く、映画の紹介程度の内容となります。



ソウルフル・ワールド



リメンバー・ミー


どちらも、ブランケットがグズグズになるほど

泣いてしまいました😂🙏。


2本とも、音楽と、そして、死にかかわるお話しです。


ソウルフル・ワールドは、

音楽教師としての日々に悩みつつ過ごしつつ

ジャズ・ピアニストとして

憧れのステージで演奏する事にあこがれていた主人公が

死と生というイベントにふれるなかで

日々の瞬間瞬間を大切に楽しんで生きる大切さに気がつく物語。


そして、リメンバー・ミーは、

“死者の日”という、

亡くなった人を偲び、

その人たちと心で会える日についての物語。

亡くなった人たちが生きていた時の大切な思い出を、

まだこの世に残っている人達へ

「思い出して、忘れないで」という物語。


どちらも、とても心が暖まる

ステキな内容でした。


自分が今生きているのは、両親や、

会ったこともない、たくさんの先代の方々のおかげ。

生きているからには、終わりはやってくるものだけれど

だからこそ、生きている今

この一瞬一瞬を大切に生きる。

自分が今、ここにいれることに感謝しつつ

それを支えてくれてきた先祖や

いまそれを支えてくれている様々な人達を大切にしつつ

今自分ができること、好きなこと、打ち込めることに

心を注ぐ時間を重ねていく。


当たり前すぎて忘れがちなことを

改めて感じさせてくれる映画でした。


そして、いつもディズニーの映画は音楽が素晴らしいですね。


特に、リメンバー・ミーでは、

主人公が大好きな音楽を、家族から厳しく禁止されている。

でも、禁止されている背景には、理由があった。

だけれど、音楽は家族にとっても大切なものであった。



さて、仏教の戒律では歌や舞は避けるよう説かれているので

(たくさんの戒律のうちでもトップ10に入るレベル)

音楽にあふれた映画を楽しむ僕の行為は、

仏道の戒律としては禁止されており

「けしからん!」とされる行為とも解釈されます。


この点についての自分の考えは、ここでは割愛させていただきますが

大切なことは、今の自分を見失わず

様々なこと(音楽も含め)に感謝して、生きることではと考えております。


映画のテーマにも絡めながら、すこし解釈をおおざっぱに広げて言うと、


死があるからこそ、生が嬉しく、楽しめるものじゃあないか


という事です。



死は、忌み嫌わなくてもよい。

死があるからこそ、今生きていることが"有り難い"。

"有ることが難し"出来事である。

ただ、今ある生を有り難く楽しみ、感謝して過ごそうじゃないか。

そう、考えております。



さて、リメンバー・ミーでも登場する

「死者の日」というメキシコのイベントは

死を遠ざけ、悲しみをもって思い出すのではなく

寂しくも、でも楽しかった時間を思い出し

生きていることを喜び過ごすお祭りだそうです。


検索すると様々な写真や映像も観れますが

とても華やかでステキな文化だと思いました。


いつか、訪れてみたいイベントです。


ということで、今日もお付き合いくださり

有難うございました。



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