「変化を起こすタイミング」- ご質問へのお戻し

  ※このご質問とお戻しの内容は、4月27日に開催させて頂いた

ピアニスト・永田ジョージ、作家・大木亜希子、無職ハゲ小野龍光による

「人生、詰んでからが本番だった件」にて

「ご質問コーナー」に頂いたご相談へのお戻しです。

イベント中でお戻しができなかったものに「よろしければブログ上にてお戻しします」とお約束したものとなります。

ご質問----

お名前：朝までぐっすり眠りたいさん

タイトル：「変化を起こすタイミング」

本文：

フリーランスで仕事をしています。

今の都会での暮らしに不自由はないのですが、もう少し緑が多い環境、両親の近くで暮らせたらいいなと考えています、いつか。

このいつか。

めちゃくちゃ嫌だったら、すぐに新しい環境に飛び込んでいけるのですが、仕事も楽しいですし、子どもも暮らしに馴染んでいて、なかなか変化を起こすせずにいます。

みなさんは、どんなタイミング、思いで自ら新しい扉を開けたのでしょうか。

転勤など、仕方のないものなら受け入れられるのですが、自ら心地いいものを手放すことに怖さもあります。

お返事---

朝までぐっすり眠りたいさんへ

こんにちは、龍光です。

お返事お待たせいたしました。

先日はイベントに足を運んでくださり、有難うございます。

さて、「変化を起こすタイミング」をどのように決めるのか。

まず自分なりのお答えをお伝えさせて頂くと、

とっても、曖昧にきこえる無責任な答えなのですが

「心が動いた時に、まずは行動をしてしまう」

というものです。

行動、というのは、例えば移住そのものを決めるまでいかなくとも、

まずは「ひとまず今週末、物件でも見に行ってみよう」とか

「親や家族に、『親の近くに移住したいと考えているんだけど』と伝えてみる」とか

「SNSで、〜〜に移住を考えています」と公開してみるとか

その時の「ほどよさ」を感じる程度のものでもよいと考えてます。

まずは、心が動けば、小さなアクションでも身体も動かしてみる。

そこでは「とはいえ・・・」

「動いたらどうなるのだろう・・・」

「こうなってしまったら・・・」

といった未だ来ぬ未来のコトは考えません。

だって、考えてみても、「その時になってみないと誰にもわからない」から。

頭は、まだ起こりもしない未来の事を考えたり

これまでの経験からの「こうあるべき」といった「自分だけの"常識"や"指針"」によって

自分の心にブレーキを掛けてしまいがちです。

そうすると、せっかく心が新たな道を拓きたいと思っていても、

これまでの価値観や判断基準の自分の道しか選ばせてくれません。

脳は、臆病で、より確かな選択しかしたがらない。

でも、心、身体、本能は、新たな道を求めているのなら、

心身にとっては、その新たな道は心地よい道になるはず。

それを、頭に止めさせてばかりいては、

「本当はこうしたいのに満たされない」という苦しみが蓄積していく生き方になってしまう。

なので、頭がアレコレ考えてブレーキを掛けてしまう前に、

まずは、心にしたがったアクションを具体的に即座にポチっとしてしまう。

自分は過去、そのような行動の仕方で、たくさんの新たな道に出会うことができました。

前世の知り合いは、その行動様式を「ノータイムポチリ」という表現をしておりました。

ノータイム（時間をかけず）、ポチっと気軽にまずは踏み出してみる。

インドで得度しハゲアタマになったのも、ノータイムポチリのようなものです。

まさか無宗教の自分が、こんな生活をするとは全く考えておりませんでしたが、

おかげさまで心の底から良かったと思える道に出会えました。

考えずに行動をしてしまっていいのだろうか、という不安はおこるかもしれません。

どんな行動でも、思いついたら即座に行動しても良いということではなく、

他人を損ねることがわかっている行動はすべきではありません。

ですが、心がその道に行きたがっているのでしたら、まずは小さくとも踏み出してみないと

景色は何も変わらない。

新たな道を進むのは簡単ではなく、トラブルや困難にも出会うかもしれません。

でも、それら全ては新たな体験としての"滋養"として自分の人生や心を育ててくれるのだと思ます。

立ち止まっていたら、安全に感じるかもしれませんが、あまり景色は変わりません。

そういった生き方も良いかもしれませんが、心が求めている道こそが、

心が喜び、結果心身健やかに過ごしやすい道なのではと考えております。

お子さんがいらっしゃるとなおさら様々なリスクを（未だ来てないのに）かんがえてしまうかもしれませんが、

まずはお子さんとともに、候補の地を何度か訪れてみるなど、小さな一歩を歩んでいくことで

見えてくることもあるのではと思います。

ぜひ、ノータイムにポチっとしてみてはいかがでしょうか。

そうすることで、朝までぐっすり眠りたいさんの未来が、

より輝かしく心地よい道につながっていくことを心よりお祈りしております。

それでは、今日もおだやかでおもしろき時間に溢れますよう。

龍光