「決断のタイミング、根拠」- ご質問へのお戻し

            ※このご質問とお戻しの内容は、4月27日に開催させて頂いた

ピアニスト・永田ジョージ、作家・大木亜希子、無職ハゲ小野龍光による
「ご質問コーナー」に頂いたご相談へのお戻しです。

イベント中でお戻しができなかったものに「よろしければブログ上にてお戻しします」とお約束したものとなります。


ご質問----

お名前:もやもや気分さん

タイトル:「決断のタイミング、根拠」

本文:
今就いている職場は安定していて決して福利厚生の足りていない職場ではありません。
仕事内容で不満が多い訳ではありませんが、この仕事を定年まで続けたいか、上司を見て後々そのような仕事をしたいかと言うと素直に「はい」とは言えません。
自身は飲食業に興味がありますが家族やこの先の事を考えると今踏み出すのは家族の事を考えるとまだ早い気もします。
このまま定年まで勤めるのも一つの道ですし、転職するのもまた一つの道です。

皆さんが今までと違う道や人生に踏み出すとき、決断するときのタイミングや根拠はなにかありますか?
また、そのようなタイミングを見逃さない、間違った道ではないか注意している点や心掛けていることがありましたらお話しお願いします。

お返事----


もやもや気分さん

こんにちは、龍光です。
イベントから時間が経ってしまいましたが、お元気にお過ごしでしょうか。

頂いたご質問、「決断するときのタイミングや根拠」については




のご質問へのお戻しにも、ヒントがあるかもしれませんので、

そちらをご参考に頂きつつ、少し違った視点でお戻しをさせて頂ければと

勝手ながら、下記の内容となります。

お求めでないかもしれませんので、失礼があったら申し訳有りません。

ご質問を拝読すると、

安定もしており、福利厚生にも不足はなく

仕事内容も不満があるわけではない。

とのことで、大変に恵まれた有難い環境にいらっしゃるのだと感じております。

そのうえで、違うこと目指そうとされているチャレンジ精神も素晴らしいものだと

思います。

一方で、もしかしたら、の可能性でしかありませんが、

はたして「飲食業」そのものが、やりたいことなのか

「何か今とは違う新しいこと」が、やりたいことなのか。

一度御自身に問いかけてみてもよいかもしれません。


どんな仕事でも、最初はワクワクするものの

長く続けていると、惰性になったり

飽きが生じたりするものだと思います。

今のお仕事に不満が大きくないけれど、定年までは…。

というのは、一つのことを長く続けていくことへの恐れから生まれているのかもしれません。

もしかしたら、飲食業のお仕事を新たに始めても、

将来同じように「長く続けてきて、違うことを…」と感じるかもしれません。


いずれにせよ、未だ来ぬ未来のことなので、考えたってわかりっこない。

新たなコトに興味があり、心が動いたのなら、まずは動き出してみる。

それも、もちろん、よい選択だとは思います。

ですが、ゼロかイチか、ではなく、

まずはできることから始める選択だってあるかもしれません。

飲食のお仕事を、今でも週末に家での料理からとか

ボランティアでとか、できる範囲で始めることだってできるかもしれません。

道は、今のままか、転職か、の2本ではなく、

その時の状況次第で、いかような道を拓くこともできるのではないでしょうか。


人は、なにか「決断」をし

ゼロかイチかとか、白か黒かと、わかりやすさを求めたがりますが、

実際には、その間にはグラデーションで無数の状況がある。

片方の端っこに寄りすぎると「極端」となり、バランスを失いやすい。

もう一方の端っこと衝突の元にもなるかもしれない。

家庭をとるのか、自分のチャレンジをとるのか、みたいな。


せっかく恵まれた環境があるならば、バランスを大切にしつつ

少しずつ立ち位置を変えていくというのも、ぜひ考えてみてはと

勝手ながら考えております。


くだらぬお戻しにしかなっておりませんが、

もやもや気分さんの"もやもや"が少しでも晴れていきますよう。

勝手ながらお祈りさせてくださいませ。

それでは、ご家族とともに、今日もおだやかでおもしろき時間に溢れますよう。

龍光

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