「気持ちが落ちた時の乗り越え方について」 - ご質問へのお戻し

    ※このご質問とお戻しの内容は、4月27日に開催させて頂いた

ピアニスト・永田ジョージ、作家・大木亜希子、無職ハゲ小野龍光による
「ご質問コーナー」に頂いたご相談へのお戻しです。

イベント中でお戻しができなかったものに「よろしければブログ上にてお戻しします」とお約束したものとなります。


ご質問----

お名前:アツシさん

タイトル:「気持ちが落ちた時の、みなさんの乗り越え方について」

本文:

(大木亜希子さんの「人生に詰んだ元アイドル〜」読ませて頂きました。赤裸々で、ストレートで、面白かったです)

昨年、次の予定もないまま仕事を辞め、気力も湧かない状態が続き、40代無職、とまさに人生が詰んだ気持ちでおりました。

その節は龍光ポストで相談にも乗って頂き、ありがとうございました。
龍光さんに頂いたアドバイスを参考にさせて頂き、掃除や体を動かすこと、感謝すること、とらわれない…など心掛けながら
日常を過ごしておりますが、それでも恥ずかしながら「もう全てがイヤだ」「もう詰んでいるのかも」と気持ちが落ちてしまう時があります。

「不安や不快な感情も上手く付き合っていくものなのかな…」などと思ってはいるのですが、もし皆さんに気持ちが落ちてしまう
瞬間がありましたら、どのように乗り越えたり、或いはやり過ごしたりされているか、教えて頂ければ幸いです。

暗い質問ですみません!
よろしくお願い致します。


お返事----

アツシさん

こんにちは、龍光です。
その後、お元気にお過ごしでしょうか。

イベント当日も、会場においてお答えさせて頂いた内容と大差ないかもしれませんが、

改めてこちらでも、お戻しさせて頂きますね。

まず、改めてですが一度龍光ポストでもお戻しさせて頂いていたとのこと

ですが、イベントでもこうしてご質問を頂いたということは

当時の自分のお戻しが役に立たなかったのだと大変恥ずかしく反省しております😅。

というのはふたたび冗談でもありますが、

気分というのは、天気や波のように、よく感じたり、そうでなかったりの繰り返しなのだと思います。

なので、何度でも遠慮なく、こういった質問を頂ければと思いますし

お役に立つかわかりませんが、自分なりにお戻し続けさせてくださいませ。


自分がかつて、本当に落ち込み、苦しんだ時は、

"ポジティブなこころのエネルギーに触れに行く"ことを心がけておりました。

たとえば、いつもポジティブでたのしく過ごす友人に会いに行く、

自分に勇気をくれるストーリーを生きた過去の偉人の本を取り出しその主人公に会いに行く、

大いに心を動かされる映画を見直し、その登場人物に会いに行く、

もしくは、大いなる得も言われぬエネルギーを感じさせてくれる景色の場所を訪れ、その自然のエネルギーに逢いに行く(山とか、海とか、森林とか)。

相手がリアルな人の方が、エネルギーを受取やすいのですが、

必ずしも、周りで都合よく、ポジティブなエネルギーを発している人がいないこともあるかもしれません。


そんな時は、相手がリアルな人でなくても、テキスト上や映像上の人でも良いですし、

人間ではなく動物や自然であっても良いのですが、

「自分の心を満たしてくれそうななにか」に触れに行く。そんな感じでしょうか。


我々の心や意識は、エネルギーとして、周りに伝わる。

これは、スピリチュアルなお話でもなんでもなく、

ただの肉体内での熱や電気などの物理化学現象なわけです。

でも、元気な人の近くにいるだけで、

なんだか元気になれるような気がするという経験は多くの方がしているのではないでしょうか。

逆も然りで、なんだかネガティブな会話がされている所にいたり、

そういった情報ばかり目に触れていると、自分の気分も落ちていく。

そんな体験も多くの方がもっているのでは。


暗く、落ち込んでしまうときは、何を考えても、なかなか前向きになるのは難しいものです。

だって、すでに落ち込んでしまっているのですから。

まずは、こころのエネルギーが高い状況に戻さないと、前向きに進むエネルギーは生まれにくい。

なので、エネルギーが溢れている所の近くに行く。

なにより、エネルギーを吸い取られそうな場所(ネガティブな会話や人)から離れる。

身体が冷えていれば、寒いところを離れて、温かな場所に行くのと同じです。

自分の身体が十分に温まってはじめて、周りの凍えている人に毛布を掛けてあげたり

火を近くに灯してあげたりできるようになる。

心もそんなものだと思うのです。


先日お越しいただいたイベントも、

「人生詰んだ」経験がありながら、やたら笑いも多く、素敵な音楽にもあふれる場所だったのではと思いますが、

もし楽しいと感じて頂ける何かがあったならば、

アツシさんにとっての"ポジティブなこころのエネルギー"が感じられる場だったのだと思います。


苦しい時ほど、他を頼るのが一番です。

エネルギーは多いところから少ない所へ流れるのが自然の法則です。

そもそも、我々は、日々食べるものだって、かつて生きていた生き物のエネルギーに頼っているわけですから。

そして自分に少し余裕がうまれてくれば、

だれかにニッコリ笑顔を見せてあげたり、時に元気に挨拶をしてあげたり、

時に道に落ちているゴミを拾ってあげるだけでも

今度は自分が誰かにエネルギーをシェアできる側になれるのですから。

そうやって、エネルギーをシェアしながら、我々は生命を紡いできているのでしょうから。


もし、アツシさんにとって、このハゲアタマが何かのエネルギーを感じて頂けるものであるようでしたら、

いつでも何度でもご活用くださいませ。

もちろん、一緒にイベントで登壇させて頂いた

大木亜希子さんの書籍や、永田ジョージのピアノも、素敵なエネルギーを発してくれてますし

他にもそういった存在は身の回りにたくさんあるかもしれません。

すぐ近くの公園とか、毎日上ってくれる太陽とか、美味しいお米を育ててくれる雨とかにも。


そんなエネルギーに触れて、アツシさんの今日も、

おだやかでおもしろき時間に溢れますよう。

勝手ながらお祈りさせてくださいませ。


龍光







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