インド「大改宗祭」参加や佐々井秀嶺上人の元での得度にご興味ある方々へ

 インドの"へそ"の位置にあたるナグプールという都市にて

毎年10月、インド仏教最大の式典「大改宗式」が行われております。

カーストによる差別や貧困からの開放を望み、

仏教徒へ改宗し新たな生き方を目指す人々が全インドから集まる、

数十万人規模のイベントです。

佐々井秀嶺上人が導師として率いるこの式典では、

仏教僧への門をくぐる得度式も受けることができます。


2022年、たまたま旅行中で現地に訪れていた自分も、

佐々井上人のお許しを得て得度を受けさせて頂いたのも、この式典の場です。


昨年2023年の大改宗式では

式の見学を希望される方、佐々井上人への面会を希望される方、

佐々井上人の元で得度を希望される方、

幅広い年齢の日本人が40名ほど集まり、自分も一緒に式典に参加させて頂きました。

そのうち、佐々井上人の元、12名の方(女性2名男性10名)が頭を剃髪し得度を受け

佐々井上人より"龍"のつくお名前をそれぞれ頂きました。

※佐々井上人もインドの当時首相より"龍樹"のお名前を頂いており、上人の得度を受ける方はみなさん"龍"のつく名を頂いております。

このブログでは、自分の認識する範囲ではありますが、

みなさまより頂くご質問へのご参考になる情報をまとめさせて頂きます。


Q, 大改宗式には誰でも参加できますか?条件や予約など必要ですか?


A. どなたでも会場に入れますし見学もできます。事前の予約も必要ありません。

2024年は10月10-12日の期間中インド、ナグプールの大改宗広場Deekshabhoomi(ディークシャブホミ) に訪れれば、だれでも見学可能です。

ナグプール市内で、タクシーやオートリキシャに「ディークシャブホミ」と伝え

Google Mapを見せれば、すぐに連れて行ってもらえます。


ただし、式典メインイベントの12日午前に向けて、大変混雑していきます。

交通規制も出てきて、タクシーなどは近くまで入れず、歩きも必要となります。

歩きやすい靴でお越しくださいませ。


Q. 佐々井上人にはお会いできるのでしょうか?

A. 大改宗式の期間中は、上記会場内にほぼずっと佐々井上人がいらっしゃる予定です。

比較的、イベントも少なく人の少ない10月10日、11日午前ですとご挨拶しやすいです。

昨年も40名ほどの日本人みなさまが面会しご挨拶されておりました。

自分も、基本上人のお側にいる機会がほとんどなので、

現地にいらっしゃる方には可能なかぎりサポートさせて頂いております。


Q. 佐々井上人のもとで誰でも得度できるのでしょうか?

A. (佐々井上人のご判断しだいですので、あくまで自分の理解ですが)

佐々井上人の許可さえあれば可能と認識しております。

2023年のケースでは現地に訪れた日本人の希望者12名全員が得度を受けることができました。

ただ、事前に名前や住所や、得度理由などを上人にお渡しさせて頂いており、

式典までに剃髪は男女ともに求められました。

また、インド人での得度希望者の中では、

戒律に基づき得度が叶わないケースもありました(目に見える疾患など)。


Q. 式典はどんな内容、流れなのですか?得度式はいつ行われますか?

A. 式典3日中の多くの時間は、仏教への改宗を希望する方々へ

改宗の儀式が続いていきます。

その途中に、都度、得度を希望する方の得度式があります。

昨年2023年は、日本人得度希望者が多かったため、

特別に日本人向けの得度式の時間が式典2日目午前に行われました。

ちなみに2022年の日本人得度希望者は自分だけでしたので、

インド人の得度希望者の方々と式典初日に得度を受けさせて頂きました。

イベントの状況次第でフレキシブルです。

他にも、2日目夜や3日目朝に、式典内のセレモニーが様々行われます。


Q. 得度式はどのようなものでしょうか?その後は?

A. 事前に剃髪を済ませておき、戒律を復唱(多少違いはありますが、戒律についてはこちらをご参照ください)し、衣を頂き、法名(龍のつくお名前)を頂く流れです。

2023年の日本人向けの得度式では、佐々井上人が特別に日本語で行ってくださいました。

得度は、いわば仏門をくぐる儀式ですので、その後は各自に委ねられます。

門を出て日常の服や髪も伸ばし一般の生活に戻ることもあれば、

日常生活の姿ながらも仏道に沿った生活を取り入れる方もあれば、

自身なりの勉強や修練をつみつつ日常生活を送ることもあれば

日本などどこかの僧院に入るなり、それぞれの仏道を進むことが求められます。

僕が独自で行っている生活ルーティンなどは仏道など呼べるものかわかりませんが、

ご希望者には喜んでシェアさせて頂いております。


Q. インドに行ったことがありませんが、どのように行けば?幾らかかるか?

A. 金銭や時間に余裕がある方で渡航が不安な方は、

佐々井上人の後援団体「南天会」さんが、添乗員つきツアーを用意してくださっています。

2024年のツアーについては、こちらをご参照ください。(2024年7月追記)

その他は、みなさん個人旅行でナグプールに来て頂いてます。

日本からは、インド主要都市への直行便も多く、

それらの都市からナグプールへの国内直行便も多く飛んでいます。

スカイスキャナーなど様々な航空券検索サイトで簡単に予約できます。

時期によりますが安いフライトであれば、日本から往復10万円程度でみつかるかもしれません。

VISAは必要ですがこちらからオンラインで数日で取得可能です。
(申請代行のサイトもありますが、自分で申請するより高額になるためご注意ください)

英語ですが、親の名前の登録など、ステップが多いので、解説サイトを見ながらだと

申請しやすいです。



Q. インドは危ない?初心者が一人でも大丈夫?

A. デリー、アーグラ、バラナシなどの観光都市は、客引きや営業などに囲まれがちですが

ナグプールは観光客がほぼいないので、とてもおだやかだと思います。

もちろん個人でそれぞれ注意頂く必要がありますので個人の責任になりますが、

これまで、海外旅行経験ゼロの女性一人旅の方なども複数訪れており

無事に楽しまれております。

英語は通じない所も多いですが、Google Map目的地を示せばなんとでもなります。

むしろ、ナグプールでは日本人は一緒にセルフィーをせがまれる機会が多いと思います。


また、ナグプールでは、佐々井上人にお会いしに訪れる日本人に

無償で宿や食事を提供くださる方がいたり、経済的に余裕がない方でも

渡航費とビザ代だけでも過ごしやすい環境があります。

実際に参加を検討される方で、もう少し情報が必要な方や

詳しくお知りになりたい方は龍光ポストよりお問い合わせくださいませ。

また、本式典についてより詳しく知りたい方は、

本式典の原点でもある、アンベードカル博士についてのブログもご参照くださいませ。


それでは、お付き合いくださり、有難うございました。



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